先輩からのメッセージ

遠近佐和

2000年 入職

子育て職員

子供の頃目の当たりにした曽祖母の在宅介護 いつか、それに関わる仕事がしたいと思っていた

子供の頃、曽祖母を在宅介護していたんです。私は子供だったので、介護って言っても、お手伝いする程度だったんですけど、あの時の曽祖母との居心地の良さを覚えていたので、将来は介護の仕事に関わりたいって漠然と思っていました。東京の短大卒業後、臨時職員として別の施設で1年働いていましたが、やっぱり先のことを考えたら、親の近くに居たいという気持ちもあったので、当時の上司とグランボヌールの職員が知り合いだったということもあって、紹介してもらって入社しました。実際働いてみると、曽祖母の介護をしていた時のイメージと違うことも多かったです。身内の介護よりも責任が大きくて、戸惑うことも多かったですよ。でも、そういう時は仲のいい同僚や先輩に相談しながら、アドバイスをもらったりして乗り越えました。利用者さんのご家族に、「あなたが担当で本当によかった」って言われた時は、やってきてよかったと心から思います。

後輩の指導をすることで自分の成長に
もつながるチームワークのある職場

介護のお仕事をする上で、入ってきてビックリすることが多々あるのも事実です。その中の一つが認知症に対する理解だと思います。認知症って、その症状も人によって様々で、学校で学ぶことと、実際にいらっしゃる方の違いって体験してみないとわからないんです。そこで、経験して知識を積んで、次に活かしていくことが大事。周りには、いろんな経験をした先輩職員もいるので、相談してほしいですね。私も19年勤めてきましたが、まだまだ学ぶことは沢山あるし、新しく入ってきた子から学ぶことも多いんですよ。仕事って慣れてくると、最初の頃の気持ちがどうしても薄れがちになりますが、自分が指導することで、再確認できることもたくさんあるので、一緒に勉強して成長していっている感じです。そして、利用者さんがここを選んでよかったって思える施設にみんなでしていきたい。1日いちにちが大事なので、楽しく過ごせたと思ってもらえるようにこれからもチームで仕事をしていきたいです。

19年の間に2度の産休・育休をもらい ママをしながらでもキチンと仕事ができる場所

女性が結婚して、一ヶ所で長く勤めるのって簡単ではないと思います。子供ができたのを機に正社員を諦めたり、仕事を変えたりする人も多いと思う。でも、ここには、子供を育てながら仕事をするママもたくさんいます。私はこれまでに、2回の産休・育休を取ったんですが、女性の心配って、産休に入るまでもあるんですよ。例えば、介護って体力がいるから体に負担もかかることが多いんです。でもそこはチームとして助け合っていける環境が整ってるんです! なので、無理なく働いて、心置きなく産休に入れました。復帰してからも、まだまだ子供が小さい間は、融通してもらうことも多いです。例えば、ここでは夜勤ももちろんあるんですが、特に希望を出したわけでもないのに、自然と夜勤に入ることがないようにシフトを組んでもらってるんです。本当、チームのサポートがありがたいです。そうやって、お互い助けあえる職場だからこそ、これまで続けてこられました。