今安啓太
2006年 入職
指導職員
先輩たちの指導と利用者さんたちとの関わりで学んだ様々なことが積み上げられて今がある
専門学校の実習で、初めて来たのがグランボヌールでした。みんな優しくて、学生の僕に対して、丁寧に教えてくれました。実習が終わってからも、ボランティアに参加させてもらったり、バイトもさせていただいて、そのまま就職しました。もちろん、他の施設にも実習へ行きましたが、終わってからも「いいな」って思えるのはここだったんです。実際、入ってみると実習では体験しなかった辛いこともありました。利用者さんはご高齢の方が多いので、命の最後に立ち会う場面がどうしても出てくる。長く関わっていた方が突然亡くなったりすると、若い時は耐えられなくなる時もありました。もっと何か出来たがやないろうかっていう気持ちと、深く関わったからこそ感じた悲しさを教えられます。そういう経験は後輩にも伝えていきたいなって思いますね。
お手本となる所作を心がけてみんなが
働きやすい職場環境を作っていくのも僕の仕事
入職して13年も経つと、現場では指導者としての役割が大きくなりました。仕事中に一番心がけていることは、「言葉づかい」です。利用者さんはみんな人生の大先輩なんですよ。その人たちの生活に寄り添うということは、距離がどんどん近くもなります。でも、馴れ馴れしくなってもダメなので、敬意を持ちながら声をかけさせてもらっています。また、利用者さんあっての仕事なので、安心して生活してもらうためには、新人職員の成長ももちろん大事なんですが、仕事を教える立場の人間の成長がもっと大事だと思います。馴れ合いはいけないけれど、後輩が働きやすい環境を作っていくのは、上司の務めだと思うし、何よりみんなに気持ち良く仕事してもらいたいので。昔は先輩に気を使っていましたが、自分もしんどい時期を乗り越えてきたので、「あの子大丈夫かな?」って心配したり、今はいい意味で後輩に気を使っています。
男性でも育児にきちんと関わっていける
子育てに理解のある職場
プライベートでは、二児の父親なんです。3才と5才の女の子がいるんですけど、メチャクチャ可愛いですよ! 仕事から離れたら、子供と遊ぶことが僕の楽しみなんです。独身の頃は、自分のペースで仕事して、帰りたいときに帰ってっていう生活でしたが、子供ができたら生活の中心はやっぱり育児になりました。ここには僕以外にも子供さんがいる職員がいるんですけど、「保育園の迎え大丈夫?」とか、みんな子どものことを気にかけてくれるんです。もし、子供が保育園で発熱しても、すぐにお迎えに行けるように対応してくれる職場なので、本当にありがたいです。共働きなんでね、奥さんも仕事、僕も仕事だとどちらかがお迎えに行かないといけなくなるでしょ? そういう時に、父親も動ける体制がある職場って、本当に恵まれていると思います。